はじめに
回転型レオメータは、材料の流動特性や粘弾性挙動の研究にとどまりません。高い法線力測定能力を備えた装置では、スナップ能力（最初の一口で食品がどのように感じられるかを表す特性）も測定できます。これらの測定は、図1に示すような食感分析アクセサリを使用して行います。
実験的
このプロセスでは、ビスケットやクッキーのような固形食品サンプルが、テクスチャー分析セットアップの下部固定具に置かれる（図1）。上部固定具は、隙間が0mmになるまで一定速度で下方に移動し、法線力は連続的に記録される。
これを説明するために、室温で保存したミルクチョコレートでコーティングしたビスケットと冷蔵庫で保存したビスケットのスナップ性を比較する試験が行われた。上部固定具は50mm/sの速度で下降するようにプログラムされていた。
測定結果
図2に示す結果から、冷蔵保存したビスケットを折るのに必要な力は、常温保存したビスケットのほぼ2倍であることが明らかになった。
