セラミックス&ガラス
石膏と石英砂 - 相転移
例えば、石膏やモルタルには石膏や石英砂が使われる。
試料の石膏含有量は、2段階のH2OがCaSO4*2H2O(二水和物)からCaSO4*1/2H2O(半水和物)へ、そして最後にCaSO4(無水石膏)へと放出される。これには122 J/gの全エネルギーが必要である。定量分析の結果、試料には23.4%の純粋な二水和物が含まれていた。約300℃から450℃の間で、18.3 J/gの放出エネルギーを持つβ-CaSO4の発熱形成が起こった。573℃の外挿オンセット温度での吸熱効果は、石英(結晶性SiO2)の構造α→β転移によるものである。(STA 449F1 Jupiter®®による測定)