金属 / 合金

純銅 - 熱拡散率

純銅の熱拡散率を加熱と冷却の両サイクルについて測定した。

約1080℃における熱拡散率の変化(large )は、主に溶融または凝固に伴う熱伝導率の電子成分の変化によるものである。加熱サイクルと冷却サイクルの間で熱拡散率の値にほとんど差がないことは、微細構造に大きな変化が生じていないことを示している。固体領域と液体領域の両方で測定された熱拡散率の値は、文献に記載されている値から2.5%未満しかずれていない。熱拡散率の変化は、LFA(純銅の融点=1083℃)の良好な温度較正点となります。(LFA427による測定)