用語集
降伏応力
降伏応力とは、それ以下では流動が生じない応力と定義され、文字通り、静止状態では弱い固体、降伏すると液体のように振る舞う。
多くのせん断減粘性流体は、液体と固体のような性質を併せ持つと考えることができる。静止状態あるいは静止状態に近い状態では、これらの流体は、ポリマーの絡み合い、粒子の会合、あるいはその他の関連する相互作用の結果として、分子間あるいは粒子間のネットワークを形成することができる。このようなネットワーク構造が存在することで、材料は弾性に関連した固体のような特性を持つようになる。その強度は、ネットワークを保持する分子間または粒子間の力(結合力)に直接関係し、したがってその降伏応力となる。
降伏応力未満の外部応力が加わると、材料は弾性的に変形する。しかし、外部応力が降伏応力を超えると、網目構造は崩壊し、材料は液体のように流動し始める。
最新のレオメーターには、初期の粘度計タイプの間接的 (外挿的) 降伏応力測定に比べて多くの利点があります。Kinexus 回転型レオメーター (NETZSCH ) では、材料の種類に応じて複数の方法で降伏応力を定量化できます。通常、直接降伏応力測定は、材料が流動するまで試料に加える応力を直接増加させることでうまく機能します。