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名前
PLA
ポリ乳酸
ポリ乳酸はポリエステルで、生分解性がある。加水分解で生成する乳酸は微生物の栄養分となる。分解のしやすさは、ポリマーの結晶化度や分子量などの要因に影響される。分子量が高いほどガラス転移が高くなり、融点が高くなり、引張強度が高くなり、破断伸びが低下する。
構造式

プロパティ
ガラス転移温度 | 45~65 |
---|---|
溶融温度 | 150 から 160°C |
溶融エンタルピー | 93~140 J/g |
分解温度 | 350 から 375°C |
ヤング率 | 350~2800 MPa |
線熱膨張係数 | - |
比熱容量 | - |
熱伝導率 | - |
密度 | 1.21~1.43 g/cm³ |
形態 | 半結晶性熱可塑性プラスチック |
一般特性 | 良好な機械的特性、低吸湿性、高耐紫外線性、低引火性 |
加工 | 押出成形、射出成形、溶融紡糸 |
用途 | 繊維(糸、織物)、包装、農業・園芸、医療工学(縫合糸など)。 |
NETZSCH 測定

計測機器 | DSC 204F1 Phoenix® |
試料質量 | 14.32 mg |
等温相 | 5分 |
加熱/冷却速度 | 10K/分 |
るつぼ | Al, 穴あき蓋 |
雰囲気 | N2(50 ml/min) |
評価
ポリ乳酸は、1回目の加熱で63℃のガラス転移を示し(中点、青)、緩和ピークと約130℃~180℃の融解ピークが重なった(ピーク温度158℃、先行ショルダーあり)。続く10K/minでの制御冷却は、材料が結晶化するには速すぎた。したがって、2回目の加熱では、アモルファス材料の割合が高くなったため、非常にsmall 153℃の融解効果と、より大きなガラス転移ステップ(1回目の加熱では0.22 J/(g-K)であったのに対し、0.57 J/(g-K)と高いΔSpecific Heat Capacity (cp) - 比熱容量(Cp)熱容量は材料固有の物理量であり、試験片に供給される熱量をその結果生じる温度上昇で割ったものである。比熱容量は、試料の単位質量に関連している。cp)のみが発生した。