発生ガス分析(EGA)は、有機・無機物質の固体・液体の熱挙動を、より詳細に解析し、プロセスの背後に隠れている化学を解明する理想的なツールです。
PERSEUS® STA 509Jupiter は、NETZSCH STA 509Jupiter とBruker OpticsのFT-IRスペクトロメーターという、2つの成功した装置間の比類ない提携です。その設計は前例がなく、最先端のカップリングシステムのベンチマークとなっています。
その堅牢性、高性能、コンパクトさ、魅力的な価格により、このコンビネーション装置は、大学や産業界、無機物からポリマーまで、あらゆる研究室に導入される可能性を秘めています。
既存のNETZSCH STA 509JupiterシステムをPERSEUS® にアップグレードすることができます。

手頃なガス分析
このカップリングシステムは、革新的かつ最良の組み合わせでありながら、比較的低予算でも導入が容易となっています。 この装置は、あらゆる研究分野で、必要不可欠な分析装置となります。
液体窒素不要
使用されているDLaTGS検出器(deuterated L-alanine doped triglycine sulphate=トリグリシンサルフェイトの水素原子を重水素に置換した検出器) には、液体窒素冷却は必要ありません。従って、このシステムは、特に、オートサンプラー(ASC)を使った測定や、長時間測定に適しています。
トランスファーライン不要
トランスファーラインや、加熱制御装置は、必要ありません。内蔵加熱ガスセルが、加熱チューブを介して、加熱炉のガス排気口に直接接続されています。
この低容量ガス経路によって、高速応答が可能になり、凝集性の発生ガスが存在しても問題になりません。
省スペース
別置きFT-IR スペクトロメーターやトランスファーラインが必要ありませんので、PERSEUS®® STA 449 F1 /F3 の設置スペースは、STA 449 F1 /F3 Jupiter®®単独の設置スペースと全く同じです。
PERSEUS®® STA 449 F1 /F3 は、次の応用分野で活用できます:
- 分解
- 固体-ガス反応
- 組成分析
- 蒸発、ガス放出

見積依頼
技術仕様
トランスファーチューブの加熱
ガスセルの加熱
ソフトウェア制御
検出器
ガスセル長さ/容量:
70 mm / 5.8 ml
(ミラー内部は含まず。ビーム適合型デザイン)
FT-IRデータのスペクトル範囲:
6000 cm-1 ~ 500 cm-1
ガスセル:
KBRウィンドウ
Viton© シール

応用文献
