Glossary

Tackiness
粘着性 

接着したある二試料の層表面における相互作用を、同一試料の場合は自己粘着力、異なる試料の場合は凝集力として粘着という観点から説明します。 

物理的に接触している2層間の粘着力が大きいほど、層を接着する力も、層の分離に必要な剥離する力も大きくなります。接触している2層表面間の粘着力は、温度、湿度、時間に影響を受け、剥離に必要な力を測定することで容易に求めることができます。
粘着力はゴム化合物(ゴムコンパウンド)の分子間構造変化によって生じます。特にタイヤ製造の分野では粘着力の低下を厳重に防止する必要があります。

DMA GABO Eplexor®® の拡張機能では剥離力を測定して粘着力を求めることができます。剥離力は接着された2つの試験片を分離させる力です。右下のグラフには粘着力の経時変化、左下のグラフには剥離力/粘着力と粘着エネルギー(積分値)の算出結果が示されています。

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