DMA
動的粘弾性測定 (DMA)
動的粘弾性測定(DMA) は、試料に振動負荷を与えることにより、温度に依存する 粘弾性特性や弾性率、減衰率を測定します。
| Instrument Type | DMA 303 Eplexor® | DMA Gabo Eplexor® | DMA Gabo Eplexor® HT | GABOMETER® |
|---|---|---|---|---|
| High-Force DMA System | - | √ | √ | √ |
| Static Force | √ | √ | √ | √ |
| Dynamic Force | √ | √ | √ | √ |
動的粘弾性分析（DMA）は、主にポリマーの粘弾性特性を測定するために不可欠なツールです。
例えば、エラストマーはガラス転移温度（Tg）以下では非常に硬く、高い弾性率を持つ。Tg以上では柔軟で減衰性能を示します。DMAは、温度や周波数を制御したプログラム中に粘弾性特性を測定します。
粘弾性ポリマーはどのような特性を持つのか？
粘弾性ポリマー材料の動的機械特性は、使用温度、規定の変形モードで試料に加えられる振動力の種類、および加えられる振動力の周波数または時間に依存します。高分子材料の測定された弾性率は一定値ではなく、規定の形状を持つ試料に加えられる動的な力の温度、時間、周波数の関数で決まります。
方法
試験中、正弦波状の力（応力σ）がサンプルに加えられます（input）。その結果、正弦波状の変形（ひずみε；output）が生じます。
すなわち、弾性特性（例えばバネのような性質）と粘性特性（例えば真空ポンプ）の両方を持っています。この粘弾性挙動により、対応する応力曲線とひずみ曲線がずれます。このずれは位相シフトδと呼ばれます。応答信号（ひずみ、ε）はフーリエ変換によって「同相」部分と「逆相」部分に分割されます。
この方法は、ISO 6721-1～12、ASTM D4065-90、ASTM D4092-90、ASTM D4473-95、ASTM D5418-99、ASTM D5023-99、ASTM D5024-95a、ASTM D5026-95a、ASTM D5279-99、ASTM E1640-94、ASTM E1867-97などに記載されています。
どのような材料が測定可能か？
粘性のある液体からゴム、繊維強化プラスチック、食品や医薬品から金属やセラミックまで、さまざまなサンプルホルダーやアクセサリー、測定モードを使用することで、DMAでこれらの材料を分析することができます。
応用文献
MEASUREMENT WANTED?
Our NETZSCH applications laboratory is providing contract testing services for a wide range of industries and research centers. It is equipped with state-of-the-art testing instruments allowing for a variety of thermal analysis measurements to be carried out.
Consult with the experts in our applications labs to choose the best-suited measuring method for your specific needs.