
22.09.2021 by Aileen Sammler, Dr. Natalie Rudolph
積層造形における材料科学:動的機械解析を用いたPBF部品の残留応力の推定
前回のエピソードでは、主に示差走査熱量測定(DSC)を用いて測定した熱的材料挙動に焦点を当てました。本日は、Nathalie Rudolph博士が、動的機械分析(DMA)を使用して残留応力を推定する方法についてお話します。
今週のトピックDMAを使用したPBF部品の残留応力の推定
ダイナミック・メカニカル・アナリシス(DMA)を用いて、サンプルに振動力を加えることにより、材料の温度依存性粘弾性特性を測定し、弾性率と減衰値を決定します。
DMAとは?
- 材料が冷えて固まり始めるときにプロセスで何が起こっているか
- プラスチック部品の不均衡な収縮と反りの挙動
- 選択的レーザー焼結(SLS)プロセスにおける弾性率の影響
- DMA 242 EArtemis®を使用して試料を変形させ、温度依存性弾性率、ガラス転移、熱安定性、充填材の影響、0℃以下の機械的応答などに関する試料の反応を調べます。
説明

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アディティブ・マニュファクチャリングNETZSCH
次回は、Coefficient of Linear Thermal Expansion (CLTE/CTE) - 線膨張係数The coefficient of linear thermal expansion (CLTE) describes the length change of a material as a function of the temperature.CTEを使ったPBF部品の反り予測についてお話しします。