方法
熱重量測定とは?
熱重量分析は、試料の質量を温度変化とともに経時的に測定する熱分析法である。この測定により、相転移、吸収、脱離などの物理現象や、熱分解、固体-気体反応(酸化、還元など)などの化学現象に関する情報が得られる。
アプリケーション
技術仕様
例
ポリアミド66は熱可塑性ポリマーで、さまざまな技術部品に使用されている。PA66の剛性は、ガラス繊維などの適切な充填剤によって高めることができる。TGAでは、ポリマーの分解だけでなく、正確なガラス繊維含有量(989℃で残留質量20.2%)も測定できる。窒素から合成空気に切り替えた後のTGA曲線は、熱分解すすと添加カーボンブラックの含有量も示している。c-DTA®ピークは、260℃におけるPA66の融解ピークを示す(赤色の曲線)。