DMA 303 Eplexor^®

最新の動的力学解析ソフトウェアProteus^®は、快適な操作とソフトウェアの可能性を最大限に引き出すために、シンプルで使い勝手の良いグラフィックユーザーインターフェイスを採用しています。直近の測定結果を簡単に開いたり、再実行したりできるので、時間の節約になります。また、あらかじめ定義されたテンプレートが用意されており、新しい測定を迅速かつ効率的に開始することができます。テンプレートは、さまざまなテストニーズに対応するように設計されており、お客様のご要望に応じてカスタマイズすることが可能です。手動制御モードでは、静的・動的荷重、温度、ガスに直接アクセスすることができます。正確で信頼性の高い結果を得るためには、校正手順を実行する必要があります。校正手順は、外部サービスを必要とせず、オペレーターが実行することができます。測定中のデータは、軸を自由に設定できるオンライングラフとして、あるいは信号のリストとして表示されます。実験終了後、データはProteus^®®解析ソフトウェアに読み込まれ、豊富な評価ツールが利用可能です。
 

DSC/DMA曲線の自動評価機能であるAutoEvaluationは、ガラス転移の開始温度E'、ピーク温度E''、tanδをユーザーの手を借りずに完全に自動で評価するように設計されています。その自動的な機能に加えて、生成される評価結果は、経験豊富なユーザーがセカンドオピニオンとして取り上げることができます。AutoEvaluationでは、最も正確な結果を得るために、値の計算を修正したり追加したりすることができます。

Identifyでは、データベース比較により、測定値の識別と分類が可能です。1対1の比較に加えて、Identifyは特定の曲線が特定のクラスに属するかどうかをチェックすることもできます。これらのクラスは、同じ材料タイプの曲線（材料識別）や、合否判定（品質管理）用の参照曲線で構成されます。この機能により、材料の識別や品質管理基準への適合がより簡単になります。

NETZSCH は DMA 303 Eplexor^® と共に、最新の DMA サンプルホルダーを開発しました。独自の軽量化を図り、精密で正確な測定が可能です。

高温下でも高い剛性を発揮する耐熱鋼製サンプルホルダーと、チタン合金製サンプルホルダーの2種類からお選びいただけます。また、低慣性で熱伝導率が非常に低い特殊なチタン合金のサンプルホルダーは、正確な測定結果を得ることができます。

サンプルフレームに内蔵されたガイドが正しい装着方法をサポートし、時間をかけずにツールレスで装着できる設計になっています。

RFIDテクノロジーは、使用するフレームとプローブを自動的に検出し、ソフトウェアで正しいキャリブレーションを選択します。この機能により、時間を節約し、正確で信頼できる結果を得ることができます。