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Reaction Temperature and Reaction Enthalpy
反応温度 反応エンタルピー 

反応温度や反応エンタルピーは DSC(示差走査熱量測定)で測定できます。この方法は DIN EN ISO 11357-5 などに規定されています。 

架橋や重合といった反応は、通常の場合は発熱ピークとして DSC 曲線にあらわれます。

図 1 は定速昇温測定で発熱ピークが出現した DSC 曲線とピーク解析の結果です。

Onset は反応の外挿開始温度、End は外挿終了温度を示しています。

図 1: DSC 214 Polyma による測定。試料質量: 2.8 mg、昇温速度 5 K/min

 

反応エンタルピーは反応過程におけるエンタルピーの変化、つまり定圧下でおこなわれる反応のエネルギー変換のことで、原系(反応系)と生成系のエンタルピー差になります。

DSC測定では、反応ピーク面積と反応開始時~終了時の内挿ベースラインを積分すると反応エンタルピーが求められ、図 1 の例では 242.35 J/g が得られています。

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