STA/TG-DSC
同時熱重量測定 – 示差走査熱量測定 (STA/TG-DSC)
STA 装置による同一試料の熱重量測定 (TG) と 示差走査熱量測定 (DSC) の同時測定には、二つの装置での別個の測定よりも多くの情報が含まれています:
- TGとDSCの測定条件 (試料雰囲気、流量、試料の蒸気圧、昇温速度、試料パンとセンサーとの接触状態、輻射効果等)は完全に一致します。
- 試料挙動に関する二つもしくはそれ以上の情報の同時性が常に確保されますので、信号の分析能力が改善 されます(相転移と分解や付加と凝集の区別、熱分解、酸化や燃焼反応の認識等)。
初期の段階から NETZSCH-Gerätebau GmbH は、同時熱分析装置の開発と改良に力を注いできました。
その優れた技術の結果として、今日では同時熱分析装置のリーダーとしての地位を確立しています。
TGA や DSC (それぞれのセクションを参照)の装置、測定規格は、もちろんNETZSCH (ネッチ) STA装置に 踏襲されています。
新型 STA 509 Jupiter® シリーズ
STA 509は、-150°C~2400°Cまでの広い温度範囲にわたって、複数のアプリケーションに対応できるよう、加熱炉とセンサーの交換が容易な設計となっています。
上部積載型の天秤は理想的な性能と使いやすさを提供し、柔軟な分析システムと進化したガス分析に最適です。真空気密環境で雰囲気ガスの流量を細かく調整できるため、さまざまな種類の不活性 / 酸化性 / 還元性ガス、腐食性ガスを高純度で正確に取り扱うことができます。
ガス蒸気発生装置や水蒸気発生装置を含む、種類豊富なアクセサリーを使用することで測定解析の可能性が広がります。 さらに、MS / FT-IR / GC-MS など発生ガス分析システムとのカップリングは装置のポテンシャルを飛躍的に向上させます。
当社の品質保証:
NETZSCH'の無制限保証
NETZSCH 当社の品質へのこだわりは、機器そのものにとどまりません。先進技術への投資は長期にわたるものであることを理解しているからこそ、無制限保証という真にユニークなものを提供しているのです。
STA 449 の特長:
試験条件は、TGA信号とDSC信号で同じです(同じ雰囲気、ガス流量、サンプルの蒸気圧、加熱速度、サンプルるつぼとセンサーへの熱接触、放射線効果など)。さらに、各試験からより多くの情報を収集できるため、サンプルスループットが向上します。
More Details about this method
応用文献
MEASUREMENT WANTED?
Our NETZSCH applications laboratory is providing contract testing services for a wide range of industries and research centers. It is equipped with state-of-the-art testing instruments allowing for a variety of thermal analysis measurements to be carried out.
Consult with the experts in our applications labs to choose the best-suited measuring method for your specific needs.