Glossary
Rolling Resistance
転がり抵抗
転がり抵抗とは、物体が面上を転がりながら進むときに生じる抵抗力のことです。乗用車やトラックなどに使用されるタイヤの滑り抵抗はこの力から決定されます。
計算式と依存性
転がり抵抗は転がり摩擦係数 cR に依存し、その値はタイヤ(ゴム車輪)の材料と接触面の大きさ(R = 半径)によって決まります。
FR = cR · FN
cR: 転がり摩擦係数
FN: 法線力
d: 物体が移動するとき FN の変化する距離
転がり抵抗の測定
タイヤの転がり抵抗はドラム試験機を用いて測定します。ドラム試験機ではコンクリート(または任意の金属)でできた円筒(ドラム)を電気的に一定速度で回転させます。そこへ試料のタイヤホイールを接触させ、ドラムの速度に合わせて回転させます。タイヤによって転がり抵抗特性が異なるため、測定されたエネルギー消費量からタイヤを同定することができます。
DMA(動的熱機械測定) は総合的なエネルギー損失を測定する手法で、ドラム試験機と同等の測定結果を得ることができます。当社では DMA GABO Eplexor®® can be used.を提供しています。